
味の傾向:酸味
オススメロースト:ハイロースト2
コメント:ジューシーさ、紅茶のような香りも高く後味の良さも抜群です。好き嫌いは分かれますが中毒性あります。
詳細情報
国名 :エチオピア
エリア :シダマ県ボナ
農園 :アザレチ農園
標高 :~2,000m
豆の種類 :74112
精製方法 :ナチュラル
カッピングプロファイル
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- レモン、グレープフルーツ、グレープ、プラム、スパイシー、ブライトシトリック、ミルクチョコレート、シロッピーマウスフィール、スフィートフィニッシュ
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- エチオピアCup of Excellence2024 14位(Score:87.61)
農園主のアザレチ・ゲタフン・メンギスツさんは、シダマ県ボナ地区で2020年からコーヒー生産を始めた31歳の若き女性生産者の1人。2人のお子さんを育てながら、献身的にコーヒー生産を行ってきました。
Cup of Excellence受賞は、彼女や周囲を驚かせ、新しい農家がこのように高い評価を得て、目覚ましい成功の経験が出来たのは、大きな勇気に繋がると言います。コーヒー栽培の技術を学び、今後も品質の向上に目を向けています。また今回のCup of Excellenceの結果を受け、若い生産者やボナ地区に暮らす多くのコーヒー生産者がボナの可能性を理解し、この土地のコーヒー生産を盛り上げていければと語ります。

エチオピアCOE2024概要
2024年のエチオピアCup of Excellenceは、総エントリー数525ロットと多くの零細農家のエントリーがありました。エチオピアCOE2024では、農協や輸出業者の応募を無くし、各農家個人でのエントリーを募りました。プリセレクションを経て160ロットまで絞られ、国際審査会の前週に開催された国際審査ステージにて、40ロットが選出されました。国際審査会は、7月7日~12日にかけて行われ、27ロットが見事にCup of Excellenceの栄冠に輝きました。オークションは2024年8月27日~28日にかけて行われました。
今年のエチオピアCOEでは農家個人単位でのエントリーを促したことで、生産処理設備を必要とするウォッシュドコーヒーやハニーなどのエントリーはごく少量となり、ナチュラルが大半を占める結果となりました。COE入賞ロットに関しては、27ロット全てがナチュラルプロセスのコーヒーとなっているのも、こうした背景が見られます。
2025年カッピングコメント
シダモらしいレモンやグレープフルーツなどシトリックなフレーバーと、ナチュラルのブドウやプラムのような華やかなフレーバー双方がバランスよく感じられ、トラディショナルで質の良いナチュラルコーヒーだと感じます。チョコレートのような甘さの印象やシロップのような舌触りもあり、カップバランスも良好に感じます。特に甘さは冷めるにつれて良さを増すように感じました。
生豆の選別も綺麗で、奇をてらわない伝統的なシダモナチュラルをお楽しみください。