【限定豆】コロンビア サン・アグスティン農園 ピンクブルボン

【限定豆】コロンビア サン・アグスティン農園 ピンクブルボン

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味の傾向:酸味

オススメロースト:ハイロースト2~3

コメント:グレープフルーツ系のジューシーさ、後味の良さも抜群です。好き嫌いは分かれますが中毒性あります。

 

 詳細情報

国名   :コロンビア

エリア  :ウイラ県サン・アグスティン、アルト・デル・オビスポ

農園   :サン・アグスティン農園

標高   :1,780m

豆の種類 :ピンクブルボン

精製方法 :ウォッシュド

カッピングプロファイル

クランベリー、タンジェリン、レッドアップル、ブラウンシュガー、ブライトアシディティ、ラウンドマウスフィール、ロングアフターテイスト

 

サン・アグスティン農園は、ウイラの主要都市であるピタリートから西部に位置するサン・アグスティンの山岳地帯アルト・デル・オビスポに位置します。世界遺産である南米最大のサン・アグスティン遺跡群を有するエリアとしても有名で、標高と日照に恵まれた山岳部では古くから優良なコーヒーの生産が行われてきました。
 農園は、アベリディオさんとカルロタさんのご夫婦の手で40年に渡ってコーヒーの生産が行われてきました。当時3000本のカトゥーラの生産から始まり、収入を得て、資金を返済し、家を建てて、家族が生まれ、土地を買い足しながら耕し。少しずつ生活を安定させながら前向きに暮らしてきたこの40年には様々な物語が詰まっていると語ります。

アベリディオさんの足跡

アベリディオさんの足跡

しかし、2018年に帰らぬ人となったアベリディオさん。彼はコーヒーの生産に人生を懸けるアルト・デル・オビスポのリーダー的存在で、常に謙虚で前向きにコーヒーと向き合っている偉大な生産者でした。また、エクスポーターであるBanexportの創業当時からのパートナーであり、共に多くのチャレンジと検証を重ね苦楽を共にし、スペシャルティコーヒー生産の指針を作った生産者の1人でもありました。
 地域のモデル農園として、農園の整地やカットバックによる安定した品質と生産量の実現。赤道直下で年間2回の収穫があり収穫期においても天候が安定しないコロンビアにおいて、気象条件やミューシレージの状態に応じて発酵工程や乾燥プロセスなど、最善の処理方法を見いだせるよう努力を惜しまずに常に検証を重ねていました。

 そうして、地域のスペシャルティコーヒーへの活動を牽引してきたラ・エスペランサ農園。この農園でアベリディオさんの培ってきた品質に対する1つ1つの取り組みが、カルロタさんや2人の子供たちに引き継がれ、またウイラの多くのコーヒー生産者の教科書となっています。

収穫を迎えたピンクブルボン

収穫を迎えたピンクブルボン

そんなアベリディオさんが生前最後に取り組んだのがピンクブルボンの生産でした。2017年初め、Banexport社の農技師エルキン氏とともにミルの隣0.5Haほど土地を整地し、ピンクブルボンを植えるための新しい区画を用意。通常、1.2m×1.2m ごとに苗木を植えるが、日照環境や養分、将来選定をした際の横幅を考慮し、1.5m×2m とかなり幅を広くとって新植し、サン・アグスティン農園と名付けました。
 このプロジェクトは、収穫までの3年間のサポートや収穫後通常のスペシャルティよりも高い買付価格の保証を約束する事で、カチモール系の生産性の高い品種を植える事からカップ評価の高い品種を生産する事にシフトしてほしいと願い、Babexport社がスタートした生産者支援プロジェクトです。
 生産者にとって高品質なコーヒーの生産には、第一に資金繰りが大きなハードルともなり、第2に投資した成果を上げる生産技術が重要です。品質やカップクオリティ、またそれに伴う対価だけでなく、次世代へ向けた新たな品種への取り組みは生産者にとっての大きなモチベーションに繋がります。

 地域のリーダーとして、また農園を次世代に繋いでいくため、アベリディオさんが残した財産であるピンクブルボンは、奥様のカルロタさんが大切に引き継ぎ、初めての収穫を迎えました。

 

2024年カッピングコメント

複雑で充実した風味ベリーやミカン、林檎など多層的で複雑なフレーバーが心地よく、またそうした風味が上品なフルーティさに感じられるのがとても好印象でした。甘さも全体を通して調和があり、ジューシーな味わいとなっており、アフターテイストも華やかでフルーティさが持続します。インパクト重視な銘柄というよりも、ごちゃごちゃしない上品なバランスに優れているロットで、エスペランサ農園らしい味わいだなと感じます。是非今期もお楽しみいただければと思います。