淹れ方・保存方法
<ハンドドリップ(プアオーバー)によるコーヒーの淹れ方>
1.粉の量
小ぶりのコーヒーカップ(130cc)の場合で
1杯なら、20グラム前後
2杯なら、25グラム前後
3杯以上は、1杯増えるごとにプラス8グラムをお勧めしております。
カップの大きさや、濃さのお好みで加減してください。
2.粉の挽き方
ペーパー用は顆粒が残りザラザラした感じの中粗挽が最適です。
(パウダー状に細かくすると濃くて苦味が強くなります。)
3.お湯
水道水は少し沸騰させて塩素を飛ばして下さい。(長時間沸騰させると酸素量が落ちてよくありません)熱湯を避け、沸いたら1~2分置いて冷ましてください。1投目は90℃前後が最適です。
沸騰したお湯をドリップ用のポットに移して一呼吸置いたらスタンバイOKです。
4.お湯の注ぎ方
①はじめはさっと素早く、お湯を全体にかけます。ドリッパーの穴から2,3滴出るくらいがベストですが多少多くても問題ありません。
②このとき、新鮮な豆(焙煎後約1週間以内)で且つ粉が挽き立て(10分以内)であればとてもよく膨らんできます。膨らんだ場合は、その膨らみを保つように以下の手順で続けてください。
③40秒程度蒸らしたら、少しずつ注ぎます。(2投目以降は85℃)中心から外に向かって渦巻状に注ぎ、また中心に向かって渦巻状に戻ります。途中で注ぐのを休む場合は、ドリッパー内のお湯が全て落ちきらないうちに再度注ぎます。
④目的の量が抽出されたらドリッパーをサーバー又はカップからはずします。このときドリッパー内にお湯が残るようにして、最後まで落としきらないようにした方が味が良くなります。
⑤抽出時間が長いほど濃くなります。あまり時間を掛けすぎると嫌な苦味が出ます。
1~2杯は1つ穴、3~5杯は2つ穴、それ以上は3つ穴をお勧めします。
5.道具
1杯だけの場合はカップに直接ドリップできますが2杯以上の場合は、いったんサーバーにドリップしてからカップに分けます。
ハンドドリップ用の細口ポットがあると便利です。
ペーパーは漂白臭くなく、通気性の良いものを使ってください。
<保存方法>
焙煎した当日はガスが出ているので味にまとまりがありませんが1日置くと味が落ち着きます。
一般的に焙煎後3日目が味のピークと言われていますがお好みでお好きな日にちを見つけてください。
ただ焙煎当日の豆はなかなか飲めないのでぜひお試しください。ベストの日にちから比べると物足りないかもしれませんが不味くて飲めないと言うことはありません。
密閉できる瓶やジップロックなどで直射日光に当たらず温度変化の少ない場所で保存すれば、2週間位は常温保管でも美味しく召し上がって頂けると思います。長くても1ヶ月以内にお飲みください。