味の傾向:酸味系
オススメロースト:シティ1
コメント:すっきりとした酸味と軽やかな後味。
詳細情報
国名 :タンザニア
エリア :アルーシャ地区
農園 :ブルカ、セリアン
標高 :1,300〜1,800m
豆の種類 :ケント
精製方法 :ウォッシュド
Burka Estate (ブルカ エステート)は、タンザニア北部 Mount Meru (マウント メルー)
山麓の南東部に位置し、標高 1,400mの高地産コーヒーです。
1927 年、ドイツ系スイス人が入植し、開発が始まりました。
所有者が Jacobs に変わったり米国の General Foods に買収されたりしましたが、
良質な豆を産出することで世界的に有名な農園です。
土壌は、火山性土質で滋養が高く水はけが良く、Mount Meru からの豊富な水源により
灌漑設備が整備されています。品種は、昔からある在来種(ブルボン種)と比較的新しい
ケント種を栽培しています。
年間降雨量は、850 ミリあり、雨期が 10 月~11 月(Short)と 3 月~5 月(Long)で、
開花期が 10 月~11 月で、収穫期は、6 月~10 月です。
精選方法は、完全水洗方式、アフリカンベッド(乾燥棚)で天日乾燥されます。
山ではドライパーチメントまで精選し、脱殻と選別、袋詰めは、Moshi の精選工場で行われ
ています。
年間生産量は、約 800 トンです。大半が AA、AB グレードでピーベリーの比率は 5%程度です。
殆どが EU や米国等の国々に輸出されます。正当な精選工程を経て丁寧に生産され、手作り
の味わいが特徴です。味は適度な酸味と中庸なボディ(質感)があり、バランスの良さ、
飲みやすさが特徴です。
特に認証は取得しておりません。日本国内では夏場は、湿度 55%、室温摂氏 15 度の定温庫
で保管し、鮮度維持に務めています。
永年住んでいる原住民でさえも雨の後の夕暮れ時、大平原の遥か向こうにそびえる亜フリアカの最高峰、キリマンジャロの優雅な姿には思わず見とれてしまうと言います。頂きは万年雪で覆われ、裾野は紫色にけむり、山の背景にある雲は茜色。昼の蒼さから夜の闇へと刻一刻と変化する黄昏時のキリマンジャロの壮大な雄姿は、アフリカ大陸一番の美しい風景といわれています。
タンザニアコーヒーは、その山の緩やかな斜面に育ち、インド洋からの爽やかな風と熱帯特有のたたきつけるような雨と、きらきらと輝く太陽の恵みをいっぱいに受けた、ティピカとブルボンの配合種、ケント種が栽培されており、芳であまずっぱい風味のコーヒーです。その中でも、ひときわ大粒で気候条件に恵まれたARUSHA地方の高地だけに産するごく少量のコーヒーは、最高級品との意味合いから他の<AA>グレードのものと区別するためにSNOW TOPと呼ばれています。
この名前の由来はキリマンジャロ頂きを一年中覆う万年雪から来ています。まさにこのTANZANIA AA SNOW TOPはアフリカの風の囁きと、雨の優しい匂いと、まぶしい煌めく陽光に育まれたコーヒーの最高傑作と言えます。