インドネシア・スマトラ島北部、アチェ州アルール・バダ地区。
標高1500〜1600mという高地に位置し、昼夜の寒暖差と肥沃な土壌に恵まれた、この地域ならではのマイクロクライメットが、アチェ・スペシャルティ特有の奥行きある味わいを育んでいます。
このロットは、約400戸の小規模農家が手がけたコーヒーを、地域ごとに分けて集荷・精選。
他地域と混ざらないよう丁寧に管理され、比重選別・スクリーン選別・ハンドピックを重ねることで、クリーンさと安定感のある仕上がりを実現しています。
カップは、マンデリンらしい丸みのある口当たりが印象的。
ミルクチョコレートやブラウンシュガーを思わせる、角の取れたコクが広がり、飲み進めるにつれて、ラズベリーやレッドアップルのような果実感が静かに顔を出します。
後味には、アチェらしいアーシーさやスパイシーさが穏やかに残り、余韻まで心地よく続きます。
スマトラ式精製ならではの個性は感じられますが、重たさや荒さは控えめ。
コクがありながらも飲み疲れしにくく、ブラックはもちろん、ミルクを合わせても味わいの輪郭が崩れません。
シングルオリジンとして楽しむのはもちろん、ブレンドに使っても全体をやさしくまとめてくれる、懐の深さを持ったマンデリンです。
